平成30年2月14日
SDGs(持続可能な開発目標)と消費
~超高齢化社会の私たちの暮らしと子育て~
講師:大阪府立大学、関西大学名誉教授
宮本 勝浩さん
*これからは100歳時代だと云われています。
ただ長生きするだけでなく、元気で 精神年齢が若いこと、自分の目標を持つことが 大切です。
*持続可能な目標として生物が1番大切なものは立派な子孫を残すこと。
人間にとって一番大切なものは 若い人を育てることである。
超高齢化時代の今、一番の長寿県(2015年)は長野県。短命は青森県。
かって両県とも塩分の多い食品の摂取により短命県であったが長野県は食品摂取の減 塩に成功、加えて適当な運動、きれいな空気に水、野菜も肉も食べるといった食生活の改善によって一番の長寿県になった。
*超高齢化社会の消費と貯蓄
景気をよくするためには消費を増やすことが必要だが、これからの長い老後を考える と貯蓄も大切である。
*都道府県別の県民生活
一人当たりの県民所得は東京都が1位で451万円、大阪は12位で300万。
所得の多い東京へ人は流れていく。
*定年以降に必要な貯蓄額
65歳―90歳として25年間夫婦2人で普通の水準の生活費 平均月額28万円
年金 平均月額 23万円 。 月5万円のマイナス 年間約60万円の不足。
60万円×25年=1500万円
これに定年後25年間の入院・介護の費用、耐久消費財購入費用等々で700万?
1000万。 合計2200万?2500万必要。
*遺産(2013年7月 旭化成ホームズ)
平均的日本人 土地、建物、預金の総額 4,743万円
*子育ての大切さ
教育とは教え込むのではなく、子どもの才能、やる気を引き出し 関心を育て、ほめて、
見守ることが大切である。
*これからの時代で大切な事
大学の名前より本人の能力、資質が世の中に出て大切。
協調性と独創性、他人のことを思いやる心、努力する、関心、好奇心を持つこと。
学校で大切なのは自分よりチョット上のいい友達を持つこと。