平成29年度堺市消費者大会 2017年11月9日
平成29年度堺市消費者大会 とき 平成29年11月9日 ところ サンスクエア堺
テーマ 特殊詐欺の現状と対策について 講師 大阪府堺警察署 生活安全課
? 特殊詐欺とは 会ったことも無い人と対面せずに電話などを使用して、騙して現金を振り込ませたり、宅急便で送らせたりする詐欺のこと。 ? 被害の現状 被害者の約95%が高齢者である。そのうち、男性は29%、女性が71%である。 全て振り込み型で、無人出張所(67%)、スーパー(約23%)コンビニ(7%)からである。 堺市内の被害は 今年114件、昨年77件、ほとんどがATMを使った還付金詐欺である。 ? 電子マネー型架空請求詐欺 今年の9月ごろより急増している電子マネー詐欺は振り込みのかわりの送金方法として利用されている 今年243件、前年183件。 増加である。 被害も1億1千万円(前年度の約4倍)に上る。
電子マネーカードとは 最近のコンビニでは、AmazonやiTunesなどの「電子マネーカード」の売り場が必ずあります。 電子マネーカードの本来の用途は、コンビニの店頭で購入したカードを、誰かにプレゼントとして渡すことです。 カードをもらった相手は、カードの裏面にある暗証番号を入力することで、自分のアカウントに、カードに設定されている金額が登録され、買い物に使用することができます。 本来はクレジットカードを使えない子供に電子マネーカードを渡して、その範囲内で、アプリやゲームなどに使わせるというような使い方をします。
電子マネーカードを使った特赦詐欺の手口は、 携帯電話に「有料コンテンツの未納料金があるので支払をしてください」などと電話があります。 スマホに慣れてない被害者は、いつの間にか誤って登録してしまったのだろうと思い込んでしまいます。 そして、言われるままに、電子マネーを購入し、カードの番号を相手に電話で伝えてしまうのです たとえ、身に覚えが無いと主張しても「このまま未払いだと裁判になる」と脅かされるとインターネットになじみのない世代ほど、恐怖を感じて言われるままにカードを買ってしまいます。 電子マネーカードの番号を送る方法も、電話で読み上げる、スマホで写真を撮って送らせる、コピーしてFAXで送らせるなどいろいろあります。 ひとつの番号で送れる金額は数万円でもそれを何回もメールで送らせれば被害は大きくなります。
「電子マネーカードの番号を教えろ」は「詐欺」です。
電子マネーカードを買いにいかずに、家族や警察に相談しましょう。
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